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「コールドゲーム」裏カバーに書いてあるあらすじを読んで気分買い。
土曜日、病院の待ち時間で読みました。
480ページもあるので(だいたい模倣犯の文庫1巻と同じ位←余計わからん)
とても読みきれる厚さではなかったんですが
待ち時間が長過ぎる病院なもので(受付から診察するまでで3~4時間)なんとか読破。
文章もとっつきやすく、サクサク読めました!
カバー裏に書いてある程度のあらすじを申しますと、
主人公は至って普通の進路に悩む高校3年生の少年・光也(みつや)。
光也の中学時代のクラスメートが謎の犯行予告を受け次々に襲われるという事件が発生。
犯人は犯行予告の文面から、
中学時代に光也のクラスで虐めを受けていた「トロ吉」だと確信。
しかし「トロ吉」は引越し&転校していてどこにいるかもわからない。
そうしている間にも被害は広がっていき、
光也達有志はクラスメートの警護とトロ吉捜索を開始する…。
そこで光也や元クラスメート達が知った「トロ吉」の秘密はなんなのか。
4年の歳月が変えるもの・変わらないものはなんなのか。
進路に悩む光也。
いじめの実態。
いじめた側といじめられた側の意識の差はある意味仕方の無い差ですよね…。
私もイジメに逢った事があるのでトロ吉の気持ちがとてもわかります。
死のうと思った事は1度じゃなかったし(実際寸前まで行った事も…汗)仕返しだって考えた。
どれも実現してません(笑)
もう大分年月が経ってますが、忘れられませんよやっぱり。会いたくもないし。
私を虐めたクラスメート達は忘れてるでしょうけどね。
後悔してくれてるといいけど。
でも、その経験があったからこそ、私は人を虐めるような過ちを犯さずに済みました。
感謝はしないけど(^_^;)その点だけは良かった、と思います。
ストーリ的には、読めたといえば読めたけど意外といえば意外でした(^_^;)
問題はどう読ませるか、なのです!(笑)
中盤からずっとハラハラしてページを捲りました。
久々にHITな小説です(^^)
色々考えさせられる小説です。
皆さんも読んでみてください!ちょっと怖いけど、オススメです!
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「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」これは立ち読みしました。(←レジから丸見えの売れ筋コーナーで…笑)
すっごい良かったです。感動しました。
良かったけど、立ち読みには向いてない本でした(^^ゞ
泣かないようにするのに大変でした~!
家族をガンで亡くしてるのでちょっと感情移入しちゃったり。
まあうちは全然状況は違ったんでそんなキッチリ移入したわけでもないんですがね(^_^;)
漫画「長い長いさんぽ」
…にも繋がることなんですが、
「いつかいなくなる」っていうのは誰でも1度は考えちゃう事で、
でもそのわりに実際にその日が来る事なんて具体的になんて考えないものです。
(当たり前ですね笑)
家族を亡くして知ることも多いです。
私が知った事は、とにかく生きてる事が重要なんだ、という事。
一番の親孝行は親より長生きする事なんだということ。
お葬式で、見た事がない程に泣き崩れていた祖母を見て強く思ったことです。
一緒に過ごした家族として、
おばあちゃんに親不孝な思いをさせてしまって、
悲しませてしまって申し訳なくて仕方が無かった。
これはきっと私が死ぬ瞬間まで背負うことになるでしょう。
その祖母ももう亡くなりましたが、
いつも枕元に置いてた箱の中に娘(私の母ですね)の写真が入っていた
…というのを聞いた時、ホントに打ちひしがれましたね…。
母が亡くなってから祖母が亡くなるまでの数年間、
どういう気持ちで写真を手にしていたのかを思うだけで胸が張り裂けそうになります(T_T)
…そんな事を思い出しました(笑)
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